バジルは育てやすく、初心者の方でも比較的簡単に始められます。
ベランダでハーブ栽培の中では、多くの人がバジルを育てた経験があると思います。
挿し木でも簡単に増やせるのがバジルです。
私も毎年バジルを育て挿し木で増やしているバジリスト(勝手に作った造語)です。
栽培も挿し木も難しいわけではありませんが、失敗しない注意点を紹介します。
バジルの栽培は簡単だけど、夏にご注意!
バジルはあまり病気にもなりませんし、虫の被害ではヨトウムシなどのイモムシ系に気を付けるぐらいで、栽培は容易で育てやすい植物です。
種からでも気温がある程度まで上がれば(20度以上)発芽します。そして手っ取り早く育てたい方は苗を購入して育てた方が楽で手間いらずです。
バジルの苗は一年中、園芸店やホームセンターで販売されています。
東南アジアの原産地では多年草ですが、冬がある日本では一年草の扱いのハーブ。
ベランダで栽培するには4月前半ぐらいの、桜の花が咲き終わった以降が栽培を始めるタイミングです。
この画像は園芸店で4月に買った苗で、株元を見るとポットに何粒かのバジルの種をまいて発芽させた苗だと分かります。
多くはこのような種から発芽したタイプがほとんどですが、中には挿し木で摘心して脇芽をいくつも出しているポットもあり、上記のようなポットに種をまいたものを一苗ずつ小分けして植え替えることもできます。
いずれにしろ茎が伸びてきたら挿し木をすると良いです。
バジルは夏の育て方に注意!
バジルは特に土は選びません。
園芸店で売られている培養土、野菜用や花鉢用の土でまったく問題ありません。
春から夏までぐんぐん成長していきますが、ベランダなどの照り返しある所では夏場の温度が高くなると葉が細くなり5月6月頃の葉の形と違ってきます。
画像のような葉の状態は鉢の水分が足りてない場合や、水切れを何回か起きるとこうなりやすい。
対処方法は植え替えです。
●バジルの葉が細くなったら植替え!
鉢は根づまり状態かそれに近い状態になってますので、一回り二回り大きい鉢に植え替えます。
朝か夕方のタイミングで植え替えます。しばらくは日の当たらない場所に置き根が安定してきたら徐々に半日陰などに置くようにします。
そして、茎元から二段三段目の葉の出ている2センチぐらい上で摘心します。
摘心(カット)した茎は挿し木として使います。
バジルの育て方は挿し木で増やす
バジルの摘心した茎を挿し木として増やすことができます。
挿し木も簡単で、葉を2枚ぐらいに残して水に漬けとくと発根します。
特に、発根剤なども使わなくても2週間ぐらいすると白い根が面白いほど出てくるから不思議です。
コップでもなんでもいいのです。我が家ではジャムの空き瓶に水を入れ摘心した茎をさして発根させます。
メラニンスポンジを半分に割ってバジルの茎を差し込んで発根させます。特にスポンジは使わなくても良いのですが、真っ直ぐにしたかったからです。
バジルの挿し木ではだいたい2週間ぐらいで根がで始めます。
充分に発根してきたら植え替えします。
まずは3号ぐらいのサイズに植え替えし、バジルの根がしっかりと土になじみ、一回り大きくなり新しい葉が伸び始めたら7号から8号ぐらいの二回り以上大木鉢に植替え。
バジルの根はあっという間に伸びていきますので、大きな鉢にいつも植え替えています。
秋の気配を感じるようになると、花芽が付き始めますのですべて花芽を摘んでいくようにします。
そうすることでバジルのエネルギーを種を作りではなく葉の成長につながると考えますが、気温を下がり日照時間なども影響して子孫繁栄するシステムが働くメカニズムだと思います。
とにかく花は摘むことで葉の成長を促します。
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