一昨年、カサブランカの球根と一緒に購入したのが、同じく大輪系のユリ(オリエンタルハイブリットリリー)のファロリト。
丈が短くコンパクトで半八重咲きのユリです。
鉢植えに向くユリなので、母の日ギフトで販売されています。花屋の時大輪系のユリは良く買っていましたが、ファロリトの名前は記憶にありません。
丈の短いユリなので、切り花用のユリでは生産されていないのだと思います。
ユリのオリエンタル系ファロリトの花
ファロリトは半八重咲きの花です。
一昨年ファロリトを買ったときは2球入りで翌春の今頃咲きましたが、一つはオール半八重で咲き、もう一つは一重の一般的な咲き方でした。
でも今年はすべて半八重咲きです。
しかもきれいな半八重ではなく、花弁がいじけてねじれた様な形です。花屋の時代に市場で仕入れたピンク系のユリの場合も同じような咲き方のタイプがあります。
全部がこのような咲き方ではありませんが、何割かのユリこのようなイジケ咲き(勝手に命名)のタイプが混じる時があります。
画像のようにおしべが花弁にくっついて咲くのがあります。
しかも1本に5輪ぐらい付いていますが、全部ではなくその中の2~3輪です。
遺伝的な要素があるのだと思いますが、良くはわかりません。
ファロリトの子球からつぼみが
昨年ファロリトが咲き終わって秋に球根を掘り上げ、そのうちの一つを鱗片分けした子球を一緒に植えました。
その子球から早くも2輪のつぼみを持ち、開花を待っています。
どの程度に球根を分けたか子球の大きさも全く記憶になく、元は二つの球根でしたから子球から一年目でつぼみを2輪持ったことは驚きです。
この花が半八重咲なのか、一重咲きなのか、すごく興味津々です。
明日、あさってには咲くと思いますので追加記事で補足します。
カサブランカの開花はまだ先ー悩みも!
カサブランカはやっとつぼみらしきものが見えています。
昨年もカサブランカの開花はファロリトよりも一か月以上経ってからの開花でしたので、今年も7月初旬の開花を見込んでいます。
カサブランカはモザイク病
カサブランカはやはりモザイク病でした。
去年疑いが生じたことを紹介していますが、これは認めざるを得ない状況です。
カサブランカの鱗片挿しを4月に公開しています。その時に気づかなかったのですが、子球から葉が伸びハッキリとしたモザイク病の症状が出ています。
去年、カサブランカがアブラムシにたかられ、そこからモザイク病のウイルスを媒介したのだと思い、今年は徹底的にオルトランC粒剤を撒きアブラムシ対策を行っていました。
ですが、一か月以上がたつと薬剤の効果が消え、またアブラムシが付き始めています。もちろん薬剤を撒きました。
親株のカサブランカも新葉に独特のまだらな症状が出ています。
モザイク病に罹患しても花や葉に奇形がなければ、処理しなくても個人的に楽しめばよいのですが、他の植物に伝染するのが心配です。
カサブランカと同じ鉢に植えてあるファロリトは全く症状が出ていません。
ウイルスが入っても症状が出ていないのかもしれません。
新型コロナウイルスと同じで、体内に入っても症状が出ない人もいるので、ユリの世界も同じかもしれません。
ウイルスに体制のある球根かもしれません。
でも、すべての植物がみんなそういうわけではないので、カサブランカの処分に非常に悩んでいます。
いくつか残して経過観察することも考えています。‥‥‥
コメント