カサブランカを処分しました。
鱗片挿しで増やした子球もすべてです。
前回のブログにも書いてますがカサブランカの子球にはハッキリと、葉の青さに濃淡が出ています。
また本株のカサブランカの球根もつぼみが見え始めるくらい成長し、ウイルスに侵されているのは葉の症状から見てもモザイク病で間違いないですね。
カサブランカの葉がハッキリと病気の症状が
カサブランカは5月後半から茎は伸び始め、つぼみがで始めるこの時期。明らかに葉にモザイク病の症状が出ています。

葉の色は薄ぼんやりですが濃淡になっているのが分かります。
鱗片挿しから増やした子球の方はもっとはっきりと、葉にモザイク症状が出ています。

同じ鱗片挿しの子球によってモザイクの現れ方に違いがあり、症状が出ていない子球もあります。
今年はカサブランカと同じ大輪系ユリのファロリト、チューリップの球根類を大きめの一鉢に植えたのですべての球根を処分します。
同じユリでもファロリトの葉には全く症状は出ていませんが、感染されてないかははっきりと分かりませんので泣く泣く処分します。

上の画像からファロリトの葉をみても、見た目上はモザイク病の症状は出てはいません。
ウイルスに感染する場合、一般的には土壌からも感染することがネットに出ていますが、植替えした際に傷ついた根から感染し、根に傷がないと感染する可能性は低く、新しく伸びた根からは感染率がかなり下がるという研究結果を、国の機関である農研機構がwebで公開しています。
また土壌温度を90度以上にすることでウイルスが不活性化したことも報告されています。
この報告からファロリトの球根はそもそも汚染されている可能性は低いことが分かりますが、同じ鉢で育てていたので、万が一を考えて他の植物に感染しないよう安全性を確保するため廃棄処分することに決めました。
とても残念です!
ユリのモザイク病は販売されている球根にも
前にも書いていますが、市場に出ているユリの球根類の9割近くはウイルスに侵されていると言われています。
園芸店などでユリの球根や鉢が売れ残った場合に、スペースのあるお店では店飾りとしてか分かりませんがユリが植えてあるのを見かけます。
その中にはモザイク病だと分かるものが植えられています。
9割ではありませんが、ハッキリとやもしかして?というようユリも含めると、販売されている球根の中には少なからずウイルスに侵されているものが含まれている。
なのでユリなどの球根を購入する際には注意が必要です。

この秋には凝りもなくまたカサブランカの球根を購入しようと思います。リベンジです。
次回は安心できる信頼度の高い生産者から購入しようと思いますが、それはどこで確認すれば良いのか‥‥‥。
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