オリーブの実を収穫する時期がきました。
1~2割ぐらいが赤味になって色づく今がそのタイミングです。
オリーブを育てる醍醐味は、実をならせて食べることだと私は思います。
シンボルツリーとして実を付かせずに育てるのも良いですが、やはり実が付いて色づき始めるとワクワク感が止まりません。
そんなオリーブの実の収穫のタイミングや食べるために自宅でできる方法を紹介します。
オリーブの収穫するタイミングはいつ
オリーブの実は利用法によって収穫するタイミングが変わってきます。
実そのものを食べる場合と、絞ってオリーブ油にするとでは収穫する時期は違ってきます。
オリーブ油を採るには鉢植えでは相当な数がなければ無理なので、ここでは食べるための時期はいつなのかについて我が家の場合を紹介します。
●オリーブの収穫時時期は
食べる際に、好みの食感の違いでそのタイミングは違いますが、我が家ではほとんど青みの時期に収穫します。
赤味を帯び徐々に黒に近づく濃くなっていくとオリーブは柔らくなりますので、ある程度食感が残りなるべく若草色の青い時期に収穫しています。
毎年収穫時期は10月の初めころから中旬ぐらいが収穫時期で、今年は少し早く9月30日に収穫。
オリーブは種類によっても色づき具合が違いますし、
また、木になる実の場所によっても色づきが違ってきます。
わが家では、5種類のオリーブを同じ日に収穫しています。
全部のオリーブが黄緑色の時ではなく、えんじ色に色づいた状態が全体の1割ちょっとぐらいでしょうか。
私的には全部のオリーブが若草色を収穫したいところですが、同じ木でも上や下側になる実で色づき具合が変わりますので、1本の木でもいろいろな状態なので色づいたオリーブも混じります。
上の画像は2018年に収穫したオリーブの実をグラーデションに並べたものです。
わが家的には環状の12時から3時ぐらいの色合いで収穫したいのですが、9時ぐらいまでが入ってしまいます。
この年は10月中旬の17日に収穫していますが、実が色づくのが遅く中旬であっても濃エンジ色したオリーブは1割も満たない感じです。
オリーブも果物なので、その年の気候によって当然色づき具合も変わってきます。
オリーブの実を塩漬けされたものが販売されていますが、全部が若草色のオリーブを収穫したものしか見ていません。
一般のスーパーではあまり見かけませんが、成城石井ではよく見かけます。
オリーブの収穫した後の食べ方
オリーブは収穫してもちろん食べますが、他の果物と違い‥‥‥(オリーブを果物として言って良いのか分かりませんが)
オリーブを生で食べると、齧っただけで苦みやえぐみが舌先に残り舌がしびれます。
ですので、まずは苦みの元であるアクを取り除く必要がありますが、その前に種を抜くことを我が家では重視。
他の果物と同じように小さな実の中に大きな種があるので、この種を抜き取ることが収穫後に優先して行います。
その後にアク抜きの作業をしております。
オリーブの種取り
オリーブの種取りは、まずは収穫後にすぐに行います。
アボガドのように包丁を入れて、種を抜くことも可能ですが、オリーブは実が小さいのでよほど器用でないとケガのもとです。
オリーブの種取りは専用の種取り器を使います。
わが家では上の画像の種取り器、オリーブ・チェリー―ピッターを使用しています。
サクランボの種取りも兼用みたいですが、小さい実のオリーブではホールドしにくいため、小さくても縦の長さが20ミリはほしいです。
なので、果たしてサクランボで使えるのかは疑問です。
小いさなオリーブには向きませんが、だいたいのサイズには使えます。
楽天市場で見る オリーブの種取り器、チェリーピッター⇒楽天などの通販ではいくつかの種類の種取り器が販売されており、我が家ではこのタイプの物しか使っていません。
これが壊れたら違う種類の種取り器を使ってみようと思います。
オリーブのアク抜き
オリーブの種取りを終わるとアク抜き作業を行います。
現在、実行しているアク抜きは重曹を使ってオリーブのアク抜きを行っています。
重曹以外でも食塩でもアク抜きができます。
オリーブを20年前に育て始めてから最初は食塩でアク抜きをしていましたが、2009ぐらいから重曹を使ってオリーブのアク抜きしています。
その頃、私の趣味であるガーデニングブログで紹介しておりました。
それ以前のオリーブのアク抜き方法は、すべて塩か苛性ソーダでのアク抜きがネットで紹介されていましたが、苛性ソーダは薬局やドラッグストアでも販売せれてなく現実味がないアク抜きの紹介でした。
そもそも苛性ソーダは水酸化ナトリウムのことで強いアルカリ性で毒劇物に指定されて、硫酸や塩酸などの強度の酸性を中和することができる劇薬なので取り扱いの資格がないと売ってもらえません。私は資格を持っていますがそもそも販売されていません。
そこでワラビのアク抜きに重曹が使われているのでオリーブにもできるだろうと試した結果、見事に食塩よりも早くアク抜きができることが分かりました。
アルカリ度の強いセスキ炭酸ソーダも使ってみましたが、食味を変えることなくアク抜きできるのが分かり、オリーブのアク抜きには重曹の方が食塩よりもおすすめです。
10年以上前はオリーブのアク抜きをネットで検索しても食塩か苛性ソーダしか出てきませんでしたが、今ではネットでも重曹でのアク抜きが紹介されるようになりました。
なので、オリーブのアク抜きは重曹を使いましょう!
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