ガン腫病になったバラの一年後の様子です。
感染すれば廃棄処分するのが当たり前といわれるバラの根頭癌腫病(ガン腫病)
我がベランダでは2021年に発覚し、その時は処分。
つづけて2023年も見つかり同じく廃棄処分。
つづけて2024年にも新たにガン種病のバラ(ピンクフレンチレース)が見つかりましたが、これを廃棄せずに菌根菌を根に施してどうなるか実験してみました。
バラのピンクフレンチレースがガン腫病の発病後は
ガン腫腫病にかかったピンクフレンチレースの植替えは去年のブログで報告しています。
詳細はコチラ⇒https://cartolare.info/rose-gardeningblg/pinkfrenchrace/2024/4/30/
このピンクフレンチレースの根に菌根菌をふりまき、これがどう影響したかになります。
結果を言えば菌根菌の力でガン腫病は消えませんが、かなり好影響をバラに与えていることが分かりました。

画像を見ると一見細かい根に覆われていてガン腫が無いようように見えますが、黒っぽく朽ちたガン腫の塊りがあり、それは手で簡単にかき取れ‥‥‥
現われたのが新たなガン腫でした。

この塊は手ではかき取れません。
ガーデニングナイフでかき取るというか、もぎ取りその後強力な噴射のガスライターで焼き切り、新たに土を入れ替え植え替えしました。
菌根菌はバラのガン腫病に効果があった?
ではバラのガン腫病に菌根菌は効果があったかですが。
効果はあったと思います。
2021年にガン腫病にかかり廃棄したバラの根は下の画像で、上の今年植替えたガン腫病のフレンチレースと比べてみると違いがわかります。

ガン腫病の瘤は消えていませんが、根の張り方が違います。
菌根菌の力で根を四方に張り巡らしています。
菌根菌でガン種病治癒することはできませんが、元気な根を多く発根させることが出来ます。
また、菌根菌はガンと併存して成長させることは可能であることが分かりました。
菌根菌の効果!花が多く咲き黒点病は…
昨年ガン腫病にかかったフレンチピンクレースは根に「バラの菌根菌」をたっぷりと振りかけた結果は以下のようになります。
●菌根菌のメリット
・バラぼ他の品種に比べ花が多く付き、咲く期間が長かった
(バラの品種による違いもある)
・黒点病が他の品種よりも影響が少なかった
(他のバラも等しく黒点病の消毒を数回行った)
・細かい根がびっしりと付き、他のバラと著しく違う
上に記したとおり菌根菌の影響で花の咲く期間がガン腫病にかかわらず、他の品種よりも長く咲き続けていました。
これは黒点病が他の品種に比べ影響を抑えることができたためです。
もちろん黒点病にかかりましたが他の品種(バラの菌根菌を利用していない)に比べれば、葉落ちする量や時期が遅かった。
これらはすべて根(ひげ根)の量の他の品種に比べかなり多く微生物(菌根菌)の力によるものだと思います。
バラのガン腫病に菌根菌の効果はある!
最初に結果を述べているとおり、菌根菌はガン腫に対して好影響を与えることが分かりました。
完全にガン腫病を消えさせることは無理かもしれませんが、菌根菌の力で根の繁殖を促し黒点病の影響もある程度抑えることが分かりました。
あるYouTubeでガン腫病に侵されたバラが放線菌の力で消えたことを伝えてる動画がありました。
放線菌と菌根菌は違いますが、微生物の力でガン腫病に対して抵抗できる力を養うことが出来るのでは考えます。

「バラの菌根菌は」まだ始めて1年目になりますのでこの先どう変化していくかは分かりません。
今後どのように変化していくか見守っていきます。
一つ分かったことがあります。
バラの植替えでは菌根菌を利用することで根の生育に良い結果をもたらすことが分かりました。
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