切り花で買ったピンポンマムが晩秋の時期になると咲きだします。
今から4年前の正月に生けた緑色のピンポンマム。切り口から根が出て鉢植えで育てています。
それから毎年11月になると、淡いグリーンの色を付けて長い期間花を楽しませてくれます。
カットして切り花として楽しんだり、鉢のまま咲いているのを眺めたり、深まりゆく秋とともに花が紅葉していく。
そんなピンポンマムの記録を紹介します。
ピンポンマムの切り花から根が出た
2016年の正月花で生けた花の中に1本のグリーンのピンポンマムがありました。
名前は「フィーリンググリーン」。
黄緑色したさわやかな色の花です。
花が枯れても茎は緑色が残りカットした切り口から根が出ていたので、そのまま鉢植えができる4月頃まで様子を見ることに。
それはこんな感じで根が。
花はさわやかな緑色から茶色く枯れ、根は10センチ以上に伸びた状態。
これを鉢に植え替えると、10月中頃にはつぼみが見えてきました。
1年目からの花は諦めていたので、つぼみができた時はまん丸のピンポン状に咲くことは期待してません。
花芽の所には3~4輪ほどつぼみを付けていたので、一番真上の大きなつぼみを残し他はカット。
苦労(?)のかいがあってか、やや小ぶりのピンポン玉状になったピンポンマムが見事咲いてくれました。
市場に出るような立派なピンポンマムとはいきませんが、ちゃんと小ぶりながら花がピンポン玉になっています。
一番トップの花は球状に近い咲き方ですが、他の花は半球状な感じです。
ピンポン玉の花にするには、つぼみを少なく肥料も適度にやらないとダメなんでしょう。一年目にしては上出来だと思いませんか。
ピンポンマムの育て方で注意する事
ピンポンマムを苗で買って育てたり、切り花から育てるにも一つ注意することがあります。
通常ピンポンマムは10月ぐらいに入るとつぼみを付け始ます。
この時花がたくさん付いて喜んでいるだけで、何もしないと開花時期にはきれいなピンポン状の花を見ることは出来ません。
つぼみをそのままにしておくと、花が重なって見た目が悪くなります。
上の画像のようになります。
いやっ、自分はこの方が自然な形でいいのだ。と思う方はこのままにして何も手をかけなくても良いですよ。
しかっし!これはせっかくのピンポンマムとして楽しめないという方は、つぼみを摘まんでください。
摘花します。
花のつぼみをカットします。摘蕾(てきらい)とも言います。
摘花をすることでピンポンマムは隣の花に邪魔されることなく、きれいな球体の形で咲き花もやや大きめに咲いてくれます。
りんごや桃などの果樹は、花が咲いた後についた実を大きめの良さそうなところを残し7~8割ぐらいの実を摘果します。
摘果することで実は抜群に大きくなり美味しく育ちます。
これと同じことですが、ピンポンマムもつぼみを一輪だけ残し見ごたえある花にしていきます。
鉢植えのピンポンマム、カットして花びんに生ける
もとは花瓶に生けたピンポンマム。
いつの間にか根が出て鉢植えにし、鉢花でもカットして切り花でも楽しめます。
毎年ピンポンマムを花瓶にいけて楽しんでいます。
他のスプレーマムと一緒にいけても楽しめます。
皆さんもピンポンマムの切り花から根が出るかもしれませんよ!
花が終わっても水に挿しておくだけで、根が出て芽が出て花が咲く!?
ピンポンマムが紅葉
ピンポンマムのフィーリンググリーンは気温の低下とともにえんじ色に変化していきます。
ドームの外側から中心に向かって、日一日とグリーンから淡いえんじ色から濃いえんじ色に変化。
ピンポンマムに限らず花は咲き終わるにつれて色は変化していきます。
それは自然ななりわいで朽ち果てていく色の変化なんですが、このグリーンの花は朽ち果てて色が変わっていくのではなく、きれいな深めの赤いえんじ色に変わっていきます。
えんじ色のピンポンマムは最後には茶褐色になり枯れていきますが。それまで色の変化を楽しめるお花です。
育てる機会があれば鉢植えで楽しんでみてください。
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