金魚草(キンギョソウ)などの花は咲き終わったら切り戻します。
これを摘心と呼び、こうすることで、たくさんの脇芽が伸びてその先につぼみを付け花を咲かせます。
では切り戻しをしない場合はどうなるか?
金魚草の切り花用の苗を秋に購入してどうなるか試してみました。
金魚草(キンギョソウ)切り戻しせずに4か月間
金魚草のソネットシリーズ秋苗を購入して試してみました。
このタイプは切り花にもでき、花穂が長く花屋さんで販売している金魚草と同じです。
果たして切り戻しをしないと脇芽の付き方や、そもそも冬を無事越して春に花が咲くのかなど色々と試してみることにしました。
●金魚草を切り戻しせずに4か月間半の記録
金魚草は春に買っても、秋に買ったことはなく、ホームセンターにしっかりとしたピンクの苗があり迷わず購入。
金魚草は寒さに強くマイナス5℃ぐらいまで枯れませんが、本格的な寒さの中でパンジーやヴィオラのように冬でも咲いていくのか‥‥‥。
いよいよ寒さが本格的な時期になりましたが、キンギョソウはどんどん花を咲き続けています。
ハッキリとしたつぼみは咲き終わっていますが、まだ先端にはつぼみが伸びていく気配があります。すでに株元の脇芽がのびはじめています。
タイミングとしては咲いている花茎を脇芽の出ているところで切り戻しすれば良いのですが、当初の目的は切り戻しをしない時の脇芽の伸び方を見るためなので、我慢してこの時期では切り戻しはしていません。
3月に入り温かくなってくると先端のつぼみが伸び始めます。茎の先端を切り戻しはしなくても株元からの脇芽は伸びて、円錐状の形を作っています。
花茎の先端をカットしなければ、そのまま花芽を付けて伸び続けていくのが分かります。
切り戻しはしていませんが脇芽はどんどん伸びて、先端のつぼみがふくらみ始めています。
なんと、春の突風でキンギョソウの茎が吹っ飛んでしまいした。折れたのではなく、ほんとに吹っ飛んでしまったのです。
結果的には切り戻しをしなくても、脇芽は下からどんどん伸びてきています。
折れてから3週間がたつと5本以上の花がたっています。左側にあるのは切り花タイプではなく、花壇用の金魚草でコンパクトにまとまっていますが、花穂は短く1本の花数は少ないです。
脇枝が伸び、それなりの長さになったのでカットして花瓶に生けました。
折れてぶっ飛んだ茎よりも短いですが、小さな花瓶に問題なくいけることができます。
金魚草は切り戻ししなくは必要ない!?
金魚草は意図せずに切り戻しされた状態になってしまいましたが、その間には問題なく脇芽がどんどん伸びています。
花がいったん終わっても先端には花芽が残り、見栄えが悪いですがまだまだ花は咲いていきます。そして脇芽は伸び花は咲いていきます。
金魚草は年が明けたら切り戻しをする!
これが私の結論です。
やはり早めに切り戻しをした方が脇芽も伸びやすく、切り戻しをしなかった枝と比べれば、恐らく成長が良く長く伸び早めに花を楽しむことができたと思います。
そんなの分かり切ったことじゃないかと、思われるかもしれませんが…実際に経験してみるとそれは実感します。
今回は支柱に枝を固定するのが遅く、風で引きちぎれてしましました。支柱に固定する際に何本かの脇枝を折っています。
折れていなければ、きれいな三角すいの形で金魚草の花形になっていたのでは思います。
最後に金魚草の切り戻しは、先端のつぼみが残り少なくなったら(12月30日の状態)切り戻ししましょう。
そして切り戻した金魚草は花瓶に生けてお花を楽しみましょう。
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