正月明けに買ったデンドロビウムの鉢は、2カ月近くたった今でも花が楽しめています。
さすが蘭の花です。
先日、娘が友人の結婚式に招待されデンドロビウムの花で髪飾りを作ってあげました。
このコロナ禍の中での結婚式。キャンセルするにもかなりのキャンセル料が発生し、式場にも懇願されてのことだと聞きます。
出席する方も招待する側、式場もかなり気をつかったことでしょう。
既に一カ月が経過し、何事もなかったようで安心しています。
デンドロビウムの髪飾りを作る
デンドロビウムに限らず蘭系の花は水持ちが良いので、髪飾りやコサージュでは安心して作れます。
フラワーデザイン用のワイヤーやフローラテープがあれば、簡単に作れます。
ワイヤーやフローラテープは花屋さんではではあまり販売されていませんが、オカダヤさんなどの手芸店で販売されています。
ここでは作り方の解説はしませんが、慣れないと時間はかかると思いますが誰にでもできると思います。
デンドロビウムは花が沢山ついているから作りやすい
デンドロビウムの種類は、「エンジェル・ベビー グリーン・愛」いう品種名で、結婚式にふさわしい品種名です。
同じラン科の胡蝶蘭と違い花はたくさんつき、咲き方もランダムなので10輪くらい使っても、残った花姿は見た目には不自然さは全くありません。
花茎に左右対称に花が付く胡蝶蘭ではこういうわけにはいきません。
上の画像は買った当日1月14日に撮影したもので、本日は下の画像になります。
古くなった花は摘まんでいますが、それでもまだけっこう花はついています。
従来であれば、これからシーズンは卒業式や謝恩会等のイベントが続く3月ですが、コロナ禍の影響を受けイベントがなくなりコサージュや髪飾りを使うことは少ないと思います。
ですが、コロナはいずれは収束します。
今シーズンは難しいかもしれませんが、来シーズンにこれらのイベントがある方には、値段もお買い得なデンドロビウムがあれば、コサージュや髪飾りをご自身でチャレンジしてぜひ作ってみてください。
デンドロビウムの育て方での注意
デンドロビウムは温室がなくても花が咲かせやすく育てやすいラン科のお花です。
その中でも花が咲きやすいのはノビル系と言われるデンドロビウムだけになり、させるためには注意が必要です。
デンドロの花を咲かすには可愛がらないこと
花屋時代にデンドロビウムの花が咲く春先になっても花が咲かないと、相談されることが多かったです。
だいたいの場合はずっと室内で育てていたり、寒くなってきたので早めに家に取り込んだ場合には花が咲かせにくくなります。
植物が花を咲かせるには花芽分化が必要になります。そしてデンドロビウム・ノビル系は低温を経てからでないと花芽分化が起きません。
寒くなったからといって、一定期間は寒さに当てる必要があります。
ちなみに、同じデンドロビウムの中でもデンファレという種類は生育温度が高くないと咲かないランです。
デンンドロビウム・ファレノプシスを略してデンファレと呼んでいます。
ファレノプシスは胡蝶蘭の学名で、デンファレというのは胡蝶蘭のようなデンドロビウムという意味になります。
デンドロビウムの初心者はミズゴケに植えよう!
園芸市場に出荷されているデンドロの鉢植えのほとんどは、バークと言って小さな木のチップに植えこんでいるものがほとんどです。
ですが、購入して植え替えする時はミズゴケに植えた方が簡単です。
バークの方がコストがかからないので生産者はバークに植えています。もちろんバークがあれば植え替えしても良いのですが、バークの植え替えの方が難しいです。
ミズゴケの方が扱いやすいので、初めて植え替えする場合には絶対にミズゴケがおすすめです。
胡蝶蘭もコスト重視の生産者さんはバークに植えていますが、熟練者でないとうまく植え替えができません。
温室がなくても花を咲かせやすいデンドロビウムは、コンパクトでお買いやすい蘭の花です。
またデンドロの花芽分化の時期や植え替え時、来春のこの時期ぐらいにコサージュの作り方を記事で紹介する予定です。
デンドロビウムの花はどの茎に咲く
デンドロビウムの花が終わると茎が残ります。この茎のことをバルブと呼びます
今年咲いたバブルには花が咲きません。
新しく伸びたバブルに来年花が咲きます。
上の画像にある新しく伸びたバルブに花が咲き、ことし咲いたバブルには栄養が残りこれが来年の花を咲かすパワーのもとになるんです。
なので、花が終わったからと言って根元からカットしないでください。
花が咲きにくくなりますよ!
コメント