昨秋に購入したカサブランカが開花。
昨年は球根のウイルス病、モザイク病に罹ったカサブランカを開花前に処分。
他の大輪ユリのファロリトは病気の兆候は出ていなかったが、もしもと思い一緒に処分。
今年は新たな球根でリベンジし、ウイルスに侵されることなく開花にこぎつけました。
ですが、秋にカサブランカ以外で購入した「まほろば色彩百合~うつり色~」(以下まほろば)が発芽直後から成長せず、どう見ても異常事態。
生産元に画像付きのメールで確認することに!
すばやくレスポンスがきましたが、その回答に、驚きの内容が。
カサブランカの開花状況とまほろばの咲かない原因を紹介します。
カサブランカが開花、花びらが4弁!?
昨年のウイルス騒動から無事新たにカサブランカの球根を購入して開花に至りました。

一昨年の開花は7月10だったので今年は2週間早めの開花になった。
やはり直近の気温が高めなのでその影響でしょうか。

同じく昨年買ったピンクのカサブランカはまだつぼみが小さく開花までにはしばらく時間がかかりそう。

カサブランカはスペイン語で「白い家」という意味なので、そこにピンクがかぶるとおかしいですが、人気のカサブランカにあやかった通称ネーミングで「プーケット」という名前が正式な名前です。
他の種苗元ではピンクカサブランカとネーミングされていません。
カサブランカは花向きが他のユリと比べて独特で、茎の軸に対して花が直角に咲きます。他の大輪ユリはほぼ真上に向かった咲きます。
ですが、このプーケットのピンクカサブランカの写真は直角にむいて咲いていますので、どんな向きで咲くのかが楽しみです。
カサブランカの花弁が4枚?
咲いたカサブランカ、何かおかしいとなと思ったんですが、翌日になって気が付きました。
花弁が4枚何です!

通常はユリの花弁は6枚です。
まれに5枚というのがあるんですが、4枚というのは初めてです。
花屋さんでカサブランカなどの大輪系ユリを販売していても、5枚は見かけたことはあります。

つぼみの時にこのつぼみは他のつぼみと違い、細かったんですね。

これは花弁が2枚少ない分つぼみの巻が少なく、細かった訳です。

奇形と言えば奇形なんでしょうが、気にすることはないと思いますし、気にしません。
大輪ユリまほろばの花芽が伸びない
カサブランカと一緒に買ったまほろばが咲かないどころか発芽しても伸びません。
踏みつけられたようにグシャリとぺったんこな状態が続いています。


上の画像では最初に発芽した葉はすでに枯れて、おそらく新しく増えた球根の鱗片(子球)から葉芽が出ているのではと思います。
ユリがウイルスに侵された?生産元にメール確認!
これがウイルスに侵されている場合は処分しなければなりませんし、カサブランカへの感染が心配されます。
手っ取り早く、生産元にメールで確認してみました。
●生産元からの返信
Webからの問い合わせ(件名:商品のお問い合わせ)
2022/05/25 水 16:32
画像をいただきありがとうございます。
確認をさせていただいたところ、ウィルスではなく球根内の成長点(花芽)が管理段階で弱っており、成長がうまくできずこのような形になったと思われます。
今年に関しては、花が咲く可能性はございません。
ただ、病気ではないので土や球根は処分していただく必要はなく、このまま管理していただきますと、来年花芽が付く可能性はございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
という返信がきましたので、とりあえずウイルスの心配はなくなりました。
今年の秋に球根を掘り上げてみてどうなっているかです。
鱗片がどのくらい膨らんでいるか。本体の球根はおそらく使えないのではと思いますので、球根のまわり付いた鱗片をいかに大きく成長させるかにかかってくると推測します。
どんな結果になっているかまた本サイトで報告いたします。
コメント