自宅のオリーブの花が咲き始めました。
つぼみが咲いても、すぐには受粉ができないのは他の花木も同じです。
黄色の花粉が昨日ぐらいから、ようやくはじけ飛ぶようになりましたが今日は雨の予定で、既に霧雨状の雨が降っています。
最悪のタイミングになってしまいました。
明日、明後日もズーっと雨の予報。この開花時期での雨は受粉にかなり影響するので、今年のオリーブの収穫はどうなるか心配です。
オリーブの実を付けるには受粉が大事
オリーブの花粉がナスの葉の上に飛び散っています。
うす黄色の花粉はチョークの粉のようで、ふーっと息を吹きかければ飛んでいきそうです。
毎年このタイミングで人工授粉をしています。はっきりいってどれほどの効果があるか分かりませんが、耳かきの綿毛の部分や筆の穂先などを使って受粉しています。
今年は静電気ホコリ取りを秘密兵器として利用。効果がどれほどあるか分かりませんが・・・
花粉がめしべに到達してオリーブの実ができるので受粉のお手伝いです。
人工授粉と言ってもオリーブは一般的に風や昆虫の力を借りて受粉するのがメインです。
虫が来やすいように花の咲いた鉢を多く置けば効果的ですが、今年はコロナの影響があって買いに行くタイミングがありませんでした。
なので花鉢が少なく昆虫の力も当てにできないので、オリーブの鉢を近づけて互いに触れ合う感じにしています。
そもそもオリーブは自家受粉がしにくい植物なので、実をつかせるには複数の種類のオリーブがないと受粉しにくく実がつきません。
なので受粉対策として我が家には4種類のオリーブがあります。
種類は違っても、なるべく開花時期が同じぐらいの種類がないと受粉しにくくなりますので、なるべく開花がかさなるように種類を集めています。
オリーブの種類と開花時期は
ベランダにあるオリーブの種類は前にも紹介していますが、下記の4種類があります。
開花時期もほぼ今順番に咲いていきますが、ルッカは木が若いのでつぼみも少なく咲く時期も遅かったです。
・マンザニロ
・レッチーノ
・ルッカ
・ミッション
ミッションが一番遅く咲くオリーブと言われていますが、我が家では他の品種とそれほど変わりない時期に咲いていますので、品種が果たして買ったときについているラベル通りの品種なのかと疑います。
オリーブは葉や実からは種類が判別しにくい
オリーブのことが書かれている本には、種類で葉や実は形や大きさが違うと紹介されていますが、実際に比較しても分かりません。
何十年もオリーブを育てている農家であればわかるかもしれませんが・・・・
オリーブ実の大きさは同じ木でも、上の方になるか下の方かでも大きさや形が変わりますので、一概に実の大きさだけで種類の判別は難しいものがあります。
なので品種の特定は購入した時のラベルになります。それ故さしてあるラベルが正確でないと困ります。
花鉢の仕入れをしていたので良く分かりますが、たまに鉢に刺さっているラベルが抜けていることがあります。
特にオリーブと言う訳ではありませんが、そういうときもあります。その場合1ケースに同じ種類の植物であればよいのですが、ミックスで1ケースという場合があります。
20年前に購入したオリーブの鉢が、まさにそんな状態でした。
ミッション、マンザニロ、ネバディロブランコの3種類です。
生産者から園芸店に届くまでのどこかの段階でいくつか抜け落ち、鉢に差し違える事も考えられます。
また出荷の段階から間違ってラベルが刺さっていたなんてことも・・・
毎年開花の時期をむかえるとそんな妄想を一瞬思うことがあります。
一昨年までネバディロブランコはあったのですが、木が大きくなりすぎたという事と、マンションの大規模修繕があったので泣く泣く処分しています。
ネバディロブランコは開花時期が長く、オリーブでは受粉木として重宝されている種類なので、また購入しようかと思う今日この頃です。
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