アロエの綾錦。
アリスタータともカタカナ名前でも呼ばれています。
5年前ぐらいに購入し、多肉植物用の土に植えてましたが、期待するほど成長していません。
昨年末は今まで使っていた多肉植物用の土ではない土に変えて植え替えしたところ、成長の遅かった子株が大きく成長しています。
多肉植物は種類が豊富なので、植え替えの土は多肉の種類ごとに土を選んだ方が良いです。
綾錦の植え替えに合う土は
綾錦を購入してから植え替えに使った土は多肉植物専用の土は、主に軽石がメインで他の土とブレンドされて表示していますが、ほぼ全て粒の細かい軽石という感じです。
綾錦にとって悪影響はもちろんありませんが、かといって目に見えて育ちやすいと感じる土でもありません。
多肉植物の土では子株ができても、大きく成長はしていませんでした。
同じ多肉植物の土でも、金の成る木やアロエの土と花鉢や野菜栽培に使う培養土をミックスして植えたところ、すこぶる成長が良くなりました。
上の画像は木製のコンテナに植えて1年後の綾錦で、下の画像は綾錦を素焼きの鉢に軽石主体の土に植え替えて1年後の画像。
下の画像は綾錦をアロエ専用の土で植えて3か月後に成長した物です。表土には軽石が主体の多肉専用の土をかぶせた状態です。
アロエ系の多肉植物は我が家では多肉植物専用の土よりもアロエ専用に花の培養土をミックスした土の方が成長は良いです。
アロエ系は培養土を選ばない?
アロエ系の多肉植物は専用の土でもなくても、花・野菜の培養土を主体とした水はけの浴した土に植え替えして成長は良くなりました。
少なくとも我が家のベランダのように夏の暑さが強い場所では、軽石のように水もちが良くない土よりも水はけがよくて水持ちも良い培養土の方が、綾錦にとってはありがたい土なのでしょう。
今回は綾錦を金の成る木・アロエの土で植え替えましたが、この土を使わなくても一般培養土に他の土を混ぜて水はけを良くすれば十分育ちます。
同程度に育った綾錦を多肉培養土、金の成る木・アロエの土、花・野菜培養土で生育の比較をすればハッキリとしますが、そこまで比較しなくても一般培養土に鹿沼土や赤玉小をミックスし水はけを良くすれば生育には問題がありません。
市場に出るアロエの土は専用の土ではない
アロエは今も昔も市場ではキダチアロエや品種物の不夜城が出荷されています。
そして実際に市場で購入したアロエの土を見ると、けして水はけを良くするために数種類の土をブレンドしたものではなく、畑の土のような土で植えてあります。
生産者とすればコストの兼ね合いもありますし、そこまで土をこだわらなくても育つからだと思います。
プロの生産者でもコスト面を考えれば、土はそれほどこだわった土で植えてはないと思います。多肉植物に限らず他の植物も同じように、土に対してそれ程にはこだわっているようには見えません。
利益を出すには土は水はけさえ良ければ、出荷時までは問題はないのだと思います。
その分肥料や消毒で補っているのでしょう。
多肉植物は土は何でも良い?
多肉植物の土はサボテンにも使える軽石主体の土が多く販売されていますが、植え替えする土にはおすすめしません。
乾燥に強く加湿が苦手な植物ですが、種類によっては水はけを良くした一般的な培養土でも十分育ちますし、アロエ系に至っては軽石主体の土はむきません。
アロエ系の専用の土や、花と野菜の培養土に赤玉小や鹿沼土などをブレンドし水はけを良くした土で植え替えすることをおすすめします。
上の画像は左から、冬の星座、綾錦、十二の巻。
3種類とてもよく似ており、冬の星座、十二の巻はハオルチア属になり、この鉢も金の成る木・アロエの土で植えこみ表土は軽石主体の多肉専用の土で覆っています。
ハオルチア属も軽石主体の土ではなく、アロエ系の土や培養土でブレンドした土が良いですよ。
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