カサブランカの花が7月で咲き終わり
茎が早くもすべてが茶褐色になり、10月前ですが球根を掘り上げてみました。
球根を掘り上げて状態をみると、なるほどなと分かったことがあります・・・それは何かというと。
カサブランカの球根は深く植えることが大事であることが実感できた事です。
カサブランカの球根の植え方がわかる!
カサブランカは深く植えることで、上根のが増えより養分や水分が吸収されやすく、花の数や茎の長さが伸びると言われています。
昨年植えたカサブランカの球根は15センチ近く深く植え、そのかいもあって花は7輪が付き長さも1メートル以上の高さに育ちました。
球根の下に生えているのが下根で、球根から延びる茎に生える根が上根です。画像を見てもらうと分かるように下根よりも上根の量が多いのが分かると思います。
球根の先端からだいたい15センチぐらい土をかぶせています。昨年植えたカサブランカの球根は高さが4~5センチぐらいなので、高さの3倍から4倍ぐらいの深さです。
カサブランカの球根を深く植えることで上根ができて栄養分をとりやすくなりその結果、花数が多くなり高く伸びてガッチリしたカサブランカに育ちます。
購入したカサブランカの鉢は参考にしない
今までカサブランカの球根はそれほど深く植えたことはありませんでした。その理由は、園芸市場で売買されるカサブランカは球根が深く植えてないからです。
市場に出荷されるサイズは5~6号サイズがメインで鉢サイズは小さめ、球根は3球植えてあるのが多いです。
小さめな鉢は流通とコスト面から無理からぬことですが、球根も浅く植えてあり、そんな影響もあってかカサブランカの球根を植える時は1球分の深さで植えていました。
なので花数も3~5輪ほどで、茎の高さも70~80センチどまりでした。
カサブランカなどが一番良い例ですが、市場の鉢植えをそのまま真似してガーデニングすることはおすすめしません。
カサブランカの鉢をなぜ生産者は浅植えするのか?
鉢植えでカサブランカを植える時は8~10号サイズがおすすめです。そして深植えすることで花数が多くなり茎が伸び葉が増えることで、光合成がより多く行われ球根が大きくなりやすいです。
では、なぜ市場に集荷されるカサブランカの鉢は小さなサイズに球根を3つ浅く植えるのか?
先ほどの説明にもあるようにサイズが小さくすることで、高さも抑えることにより、大型トラックに入るカサブランカの鉢数が増えます。
球根も小さなサイズで花は少なくなりますが、3球植えてあれば開花時期は全体で10輪前後の豪華な鉢に見えます。
そして、球根もサイズが小さいので生産者のコストも抑えられます。
カサブランカの開花時期は6月後半ぐらいからですが、市場に出まわる鉢植えは通常の開花時期よりも早く出荷するので5月前半ぐらいになり、ちょうど母の日とタイミングが合います。
価格的も2,000円前後が主流で、鉢カバーを付けて3,000~4,000円となって販売されます。
カサブランカの球根を鱗片刺しにする
昨年深植えしたことでカサブランカの球根が丸々と肥えています。
なので、今まで経験したことはありませんが、球根の鱗片をとり鱗片刺しにしてどう成長していくのか様子を見ていくことにします。
カサブランカなどの球根は掘り上げた後に殺菌処理する必要があります。
市場に出まわっているユリ類などの球根の多くは、ウイルスに汚染されていると言われます。殺菌することで完全にウイルスを除去できませんが抑えることができます。
我が家のカサブランカの球根は殺菌処理をどうするか悩んでいます。
球根を掘り上げた時に分かりましたが、鱗片が明らかに傷んでいるのがあります。これがウイルスのせいか分かりませんが、これは取り除ききれいな鱗片で鱗片刺しを行っています。
今年生育したカサブランカはモザイク病に汚染されていることが濃厚な気がします。
キレイな球根の鱗片でもウイルスに汚染されている可能性は大です。
今年はニームを使って植えるか殺菌剤を使用するか、併用するか悩んでいるところです。
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