毎年夏になるとハイビスカスを買って育てています。
ハイビスカスの花は一日花と言われ、朝咲いた花は夕方にはしぼんでしまう。
数年前から2~3日ぐらい花が持つと言われているハイビスカスのロングライフシリーズ。(正式な名前はNEWロングライフ・シリーズ)
ここ二年ぐらいそのシリーズを買っています。
そこで今夏、ロングライフシリーズのアドニスイエローを購入し、どれぐらい持つかじっくりと検証してみることにしました。
また、ハイビスカスの花を咲かせるにはどうしたら良いかお話しします。
東京では11月ぐらいまで咲いているハイビスカス。
これからもまだまだ楽しめますので、購入の参考になればうれしいです^^
ハイビスカスのロングライフシリーズの花は何日持つか
ロングライフシリーズの花もちの結果をお伝えします。
鑑賞に耐えられる花もちは約1日です。
よく通販サイトで宣伝されている2~4日咲き続けることはないです。残念ながら。
上の画像は昨日9月2日の朝に撮った画像で、下の画像は翌日の9月3日の同時刻です。
花がしぼみ始めており、花が終わっています。
一昨日の夕方にはまだつぼみだったのが朝6時には開花状態です。
なので、ほぼ一日の開花です。
昨年も同じロングライフシリーズを買っているので同じ状況で、やはり1日しか花はもっていません。
上の画像は昨年購入した同じロングライフシリーズのアドニスです。
種類の違いによる持ちの差はないと思います。
ハイビスカスのロングライフシリーズは誇大広告?
では誇大広告かというと、そうではありません。
また、不当表示にもあたりません。
何故かというとハイビスカスの鉢についているラベルの裏面を注意深く見ると、次のように表示されています。
適温が15℃~25℃と書かれています。
つまりこの温度の範囲以内であれば花が長く咲いていますよ!という表示です。
購入されるほとんどの方はこの裏面を注意してみる方はほとんどいないと思います。
という事はこの温度の状態であれば長く花は持つという事です。
実際に昨年の秋ぐらい、10月後半から11月ぐらいの時期だったと記憶しますが、ロングライフシリーズのアドニスは花が咲いてから3日ぐらい咲いていました。
ハイビスカスと言えば夏の花です。
その時期は2日以上咲き続けることは無理ですね。
少しでも持たせるならば気温の低いところに置くしかないです。
それは残念ながら不可能に近いでしょう。
我家のベランダでは最高気温は35℃ではすみません。
上の画像の気温計をみても分かりますが、朝9時半の段階でベランダ上では40℃になっています。
昼ぐらいでは40℃以上になると思います。
この過酷な状況の中で、2~4日咲いてくれというのは無理なことですね^^
ハイビスカスの花を咲かせるには
ハイビスカスの花もちを長くするには適温の場所に置けばよいのですが、それは多くのご家庭では無理なことです。
また、花もちが良くないどころか、ハイビスカスが葉っぱばかりで花が咲かない!というご家庭もけっこうおられます。(花屋さん勤務時代でよく相談を受けました)
そこで、温度以外で花を咲かせるための対処方法をお話しします。
ワンサイズ以上大きな鉢に植替えする
わが家では毎年ハイビスカスを買ってすぐに植替えします。
今年買ったハイビスは5号サイズでしたが、7号サイズのツーサイズ大きな鉢に植え貸しています。
夏真っ盛りの時期でしたが、鉢を軽くたたくと根鉢のままで株が抜けますから、そのまま土を崩さず大きな鉢に植えます。
簡単に抜けるという事は、根がパンパンに張っているという事なのでサイズを大きめにして根の活動を助けます。
肥料をまめにあげる
花を長く咲き続かせるためには肥料を切れ目なくあげ続けます。
これは当たり前なことなんですが重要です。
野菜や花専用の固形肥料を肥料の説明どおりに定期的にあげてください。それと液肥を1000倍ぐらいに薄めたものを週か10日ぐらいに一度上げると効果的ですね。これは私の経験上いえることです。
ちなみに固形肥料は無くても液肥のみでもOK。ただしその場合は1000倍ではなく肥料の説明どおりに希釈してあげてください。
太陽大好きでも、直射日光は避ける?
ハイビスカスは太陽の光が大好きなので良く日の当たる場所に置いてください。
一日中直射日光でもハイビスカスの場合はまず枯れることはないと思います。
ただし、ベランダなどでは直接鉢を置かないで下に、スノコとか板切れや人工芝でも良いのですがワンクッション入れてください。
また午前中は直射日光が当たって午後から日陰になるところでもかまいません。出勤前と帰宅が遅い方はむしろその方をおすすめします。
水は朝たっぷりとあげる
水やりは朝たっぷりとあげてください。
鉢底から流れるぐらいたっぷりとあげるのが秘訣です。
夕方に葉の元気がなくっていたら同じように水をあげてください。
ハイビスカスの2年目は
ハイビスカスは暖かいところの花で、よく沖縄やハワイの旅行のパンフレットには必ずワンカット載るぐらいですね。
なので寒い地域では枯れてしまします。
冬の最低気温が8℃以上あれば寒さで枯れることはまずないです。ただし良く日の当たるところに置くのが重要です。
30代の頃何回か八丈島に行ってました。
八丈島には道路脇にハイビスカスの花が咲いていました。鉢植えでおいているのではなく土に植えてあります。
八丈島の冬の最低気温の平均が7.5℃です。
関東では最低気温8℃は無理でしょう。
冬になったら室内で8℃以上で日当たりの良い場所に置けば冬越しは可能です。
葉は冬季は落葉しますが暖かくなると新芽が出てきますよ^^
最後に
ロングライフシリーズのハイビスカスの花がすぐ萎んでしまうとお悩みの方。
この暑さでは一日以上花をもさせるのは難しいというか無理です。気温が下がる秋までお待ちください。
ハイビスカスの花が咲かないという方は、咲かせ方を掲載しましたのでご参考にしてください。
最後までお付き合いありがとうございました^^
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