シルバープリペットは生垣や庭木で最近よく見かけます。
園芸市場で流通し始めたのは10年ぐらい前でしょうか。斑入りのきれいな葉で、一目で気に入った樹木です。
最近は庭木として良く見かけ、公園植栽でも見かけますね。
このシルバープリペット。庭木や鉢植えだけで楽しむのはもったいないです。
誰でもかんたんに楽しめる利用法を紹介します。
シルバープリペットを室内で楽しもう！
シルバープリペットの利用法でおすすめは、切り花として利用します。
ライトグリーンとクリーム色の斑入りは、しなやかで扱いやすく生け花や花瓶に生けたり、フラワーアレンジメントの葉物として利用するのに最適です。
茎や枝のあらゆるところから枝が伸び、整枝のための剪定でカットした枝をおしゃれなグラスや、とっくりなどの渋い和風の器にも一枝に花一輪生けるだけでステキな空間になります。
シルバープリペットに紫のバラ一輪生けてます。
花瓶だけでなく、渋いとっくりにシルバープリペットと和の花で生けても映えると思います。
画像のブルースター、バラのブルーバユーもベランダに咲いているのをカットした物です。
画像にはアレンジメントはありませんが、母の日など器に生けるフラワーアレンジメントにシルバープリペットとカーネーションを生ければ、手作りのプレゼントになりますね。
特に母の日だけではなく、誕生日や敬老の日などのイベントにも利用できますね。
スーッとの伸びる枝なので、特に生け方は工夫せずとも投げ入れスタイルで簡単に生けることができます。
技がなくてもコントラストが鮮やかなシルバープリペット一枝だけでもなごみます。
ポチップ
ピットスポラムじゃないよ！
シルーバープリペットに似ている植物で、フラワーアレンジメントの葉物・グリーンとして人気のあるのがピットスポラム。市場で流通しているのが品種名シルバークイーンです。
ニュージーランドから輸入されフラワーアレンジメントだけでなく、ミニブーケのグリーンとしても利用されています。
シルバープリペットはモクセイ科でオリーブの仲間になります。西洋イボタノキともいわれていますが、生け花のお稽古花に使われるイボタノ木とは違います。
花屋でお稽古花を扱っていたのは20年以上も前でしたが、斑入りのイボタノ木は当時取り扱いはなかったですね。
引用：http://www.shima-trading.com/shohin/hamono.html
ピットスポラムはニュージーランド減産のトベラ科の植物です。花屋にいたのは平成27年まででしたが、当時は輸入物だけでしたね。
現地のニュージーランドでカットしてから時間が経ってしまうので、季節や扱いの状態によっては葉落ちがするものもあります。
輸入品なので品質は安定してないのが泣き所です。平成30年には愛媛県でピットスポラムの生産者が増えているので、今は国内産が出回っているのかと思います。
ピットスポラムはシルバープリペットと違う良さがありますが、ラインのきれいさや育てやすく伸びやすい樹木なので、鉢物で一鉢あると生花と簡単に組み合わせができるのでフラワーアレンジメントや生け花をされている方にはおすすめの樹木です。
シルバープリペットの育て方ー鉢植えの場合
このサイトでは鉢植えについての育て方になります。
シルバープリペットの育て方は、ネットでは主に生垣や庭木で育てるのがメインで、鉢植えの紹介は見かけません。
暑さ寒さに強い植物なので、ベランダの鉢植えにはおすすめの植物です。
2020年の梅雨の長雨にも、8月の猛暑の中でも一向に平気でしたのでほんとに植物です。
●シルバープリペットの栽培方法
植え替え
３～５号サイズのものを購入したら、一回り大きな７号～８号サイズに植え替えします。
植え替えの時期は、真冬や真夏以外であれば問題なく植え替えがおすすめです。上の画像は花屋で買ってすぐに植替えしています。
用土
土は水はけのよい土で、園芸店などで売られている草花や庭木専用の培養土であればまったくもんだありません。
肥料
液体肥料を説明どおりの希釈と回数をあげてください。また、緩効肥料があれば適せん使用します。特に液肥だけでも十分育ちます。
置き場所
とにかく日の当たる場所に置きます。我が家のべランでは西日もガンガン当たっているところでも平気です。
病害虫
ハマキ虫やヨウトウ虫が付く場合がありますので注意ください。購入して一月後には葉が虫に食われ枝だけになりましたが、年明けた今年は今のところ虫はよりついていません。昨年はハマキ虫かヨトウ虫のどちらかはわかりませんが、今年は春先にオルトランをまいて、その後にはストチュウ水やニームオイルを定期的にスプレーした効果で一匹も出ていません。
この一年間でシルバープリペットは上の画像ぐらいまで枝が伸びて繁茂しています。
半落葉性の植物ですが、庭木などをみると落葉している姿は見かけません。ベランダ栽培ではおそらく半分ぐらいは落葉するのではと思います。
とにかく育てやすいので、ガーデニングのビギナーにはおすすめの植物です。
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