一昨年の秋に購入したカサブランカの球根。
昨年白い大輪の花が7輪咲き、秋には球根をほりあげて魚のうろこのような鱗片を一部はがして鱗片挿しに!
コレ、初めての球根の鱗片挿しです。
どのように増えていくのか、経験がないので全く分かりません。
これはカサブランカの球根の鱗片挿しの記録です。
カサブランカの球根を増やしたいと検討中のあなたっ!
ぜひ参考にしてください。
カサブランカの球根の鱗片挿し8カ月目!
カサブランカの球根を昨年の9月18日に鱗片挿しにして本日8か月目に入りました。
本日4月20日の状態が下の画像です。
鱗片からいくつかの葉が出て、上からよく見るといくつかの株に分かれて増えています。
どんな状態になっているか。2週間前の4月7日に掘り起こした球根の土を落としよく見ると……
画像4月7日
ひとつの鱗片の下側から4つの小さな球根(子球)に増えているのが分かります。
全部が4つに増えているかというと、全部を確認していませんが3つの子球のもあり、子球の数は鱗片の大きさで違うのではないかと思います。
いずれ秋に掘りかえしてみれば、一つの鱗片からいくつか増えたかわかります。
カサブランカの鱗片が病気になったものは?
昨年の秋にカサブランカの球根を掘り上げた時に、一部が褐色の斑点が生じたものやそれが拡大した状態の鱗片が見つかったので、薬剤のオーソサイド水和剤で殺菌しました。
オーソサイド水和剤を楽天で見るこの褐色部分が球根腐敗病によるものであればたぶん治ると思いますが、ウイルス性のものであればある程度病気の進行は抑えることは出来ます。が、完治は難しいと言われています。
しかし、処分するのももったいないので違う鉢に植えてみたところ、他の鱗片よりやや成長が遅い気がしないでもないですがしっかりと葉が出ています。
上の画像がそれです。よく見ると茶褐色の部分は棒を当てている部分で、薬剤の効果なのか腐敗の進行はなく鱗片から球根が3つぐらいに増えています。
2020年9月18日の画像の左2個も植えてありますが、そのうち1個は見当たりません。
そのうちの一つは下の画像の左側の鱗片だと思います。はく離した部分がケロイド状になっているのが多分その鱗片ではないかと思います。
カサブランカの球根ウイルスを防ぐには
病状は進行していないので球根腐敗病を防ぐには薬剤のオーソサイドが効果があることが分かりましたが、この薬剤にはウイルスには効果がありません。
去年この球根の親に当たるカサブランカの葉にやや緑色の濃淡があらわれ、モザイク病の疑いがかかりました。
これはウイルスを媒介するアブラムシが新芽についていたことがあったので、モザイク病に罹患したのではと思ったのです。
幸いにもモザイク病の特徴である葉がねじれたりの症状は見られませんでしたが、モザイク病ではないと断言はできません。
そもそもユリの球根のほとんどはモザイク病のウイルスに侵されていると言われています。
土の状態が適度な微生物の環境にあれば発症しないともいう方もいます。人間も同じようなことがありますね。
このウイルスに有効な薬剤はありません。ある程度抑えることは出来ても……。
なので、カサブランカなどの球根類を植えた場合には、ウイルスを持ち込むアブラムシが出ないように薬剤を施すことは重要です!
今年は去年のてつは踏まないにように、アブラムシの駆除剤として簡単なオルトラン粒剤をまいています。
とにかくアブラムシは油断できない害虫ですよ!
オルトラン粒剤200ℊ楽天で見るカサブランカの鱗片挿しを植え替え
カサブランカの鱗片を植え替えしました。
全部の鱗片挿しではなく、一つだけです。
平鉢の浅い鉢植えだと、果たして球根が大きくなるか心配だったので7号サイズの鉢に一片だけの植え替えしました。
ユリは球根の上部に出る上根から栄養分を補給していきますが、鱗片挿しからできた子球には上根はないので下に深く植えるのはためらいます。
鱗片挿しは鱗片を鉢の上部に出して植えるのがセオリーですから。なので当然下根から栄養分を取り込まざるを得ないですから……、深めの鉢に植えました。
結果は、秋に彫り上げた時、浅い平鉢との球根の大きさの違いなどを比べてみるしかありません。
この結果は秋にまた紹介せていただきます。
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