春に植替えしたオリーブの一鉢は元気がありませんでした。
葉の一部が黄色く変色し、暖かくなってきても葉に勢いが感じられず5月後半でも一向に状態は変わらない。
2、3月にオリーブの鉢を専用のオリーブの土で植え替えたので、コガネムシの心配はないはず……
でも一鉢だけ葉が黄色くなっていくのは変わらない。
やばい!根がSOSを出している!
気付くのが遅すぎたかと思いつつ、問題の黄色い葉のあるオリーブ植替えすることに。
やはり!根が悲鳴をあげていたのです。
オリーブの黄色くなった原因
オリーブを鉢から抜き出し、崩してみると葉が黄色くなった原因が分かりました。
原因はコガネムシのさなぎが死んではいましたが1匹潜んでいました。コガネムシの幼虫が犯人でした!
オリーブの葉が黄色くなった原因は、水分や栄養分を吸い上げ補給する根がコガネムシに食われてしまったことで、根から補給できなかったことが原因です。
どうやら1匹だけで根を食い荒らしていたようです。
オリーブの木がぐらつくまで根こそぎ食べられてなかったですが、先端のひげ根の部分が食べられています。コガネムシの幼虫がいなければ鉢の深い部分まであった根は食べつくされ消失していました。
●オリーブの実は食べるので農薬は使いたくない
植え替えしても一か月くらい元気がなかったので、万が一のためにオルトラン粒剤を撒いたいたのが効いたのでしょう。
オリーブは収穫し、アク抜きして食するのでなるべく薬は使いたくありません。
オルトランは使い方を間違わなければ比較的安全な農薬ですが、できれば使いたくないのです。そのためにコガネムシ対策や植え替え時に根をチェックしたいましたが、どうやらチェックが甘かったようです。
オリーブの植替え時にコガネムシ対策で注意すること!
オリーブを育てて20年コガネムシには何回も泣かされ、対策を立ててきましたが甘かったですね。
再利用した土にはコガネムシの卵や幼虫が潜んでいる可能性があるので、オリーブの土はほぼ完全に専用の培養土を使っています。
植替えする時は画像のように土をほとんど落とします。
この植替えは3月の時の画像ですが、この時点では卵はふ化しているのでいるとすると幼虫で、これ位にひげ根がびっしりあると、まず幼虫はいないと考えます。
ですが、100%確実にいないという事ではないので、
今後は根のまわり付いた土を完全に落とすようにします。
オリーブの植替え時には
根のまわりの土を水で洗い落し、完全にコガネムシの幼虫がいないことを確認してから植替えするようにします。
そうすることで、植替えで完全にコガネムシの幼虫をシャットアウトします!
コガネムシの幼虫対策で行ったこと!
鉢植えの場合に植替え時にコガネムシの幼虫がいなくても、6月位から成虫が飛んできて卵を産みに来るので、産卵できないように鉢の土が見える全体を覆いかくす必要があります。
2月のブログで紹介しましたが、「ココヤシマルチングマット」をオリーブの鉢にセットしました。
コガネムシの成虫が出回る時期の前のタイミングの5月後半に取り付けました。
ココヤシマルチングマットを購入した数は4つ、残りは100円ショップの防草シートを使用。
昨年まで100円ショップで同じように防草シートを買っていましたが、今年はダイソーに切り換えています。
この方が使いやすいからです。
厚みもあり、前のタイプだと切り口がボロボロ崩れたりするものや、生地が薄いものだったりして使いやすさに難がありましたが、このダイソーの防草シートはその欠点がありません。
5号鉢に植えたオリーブの鉢も簡単にセットできます。
ひとつ難点があるのはココヤシのタイプもそうですが、真ん中の中心にオリーブの木が入るように穴が開いていますが、植替えすると必ずしも鉢の中心にオリーブがあるわけではないのでセットするときに修正が必要です。
せっかくコガネムシ対策でセットしたのに穴がズレて隙間ができればそこからコガネムシに侵入される恐れがあります。
ズレてもカットして余ったシートで二重三重に覆って入り込む余地の内容にすれば安心です。
我が家ではコガネムシの嫌うニームケーキを鉢の上に見ています。
それと防草シートを固定するのには、竹串と「シート押さえ杭」の両方でとめています。どちらもダイソーで販売されています。
防草シートは丸くカットするのが面倒ですが、面倒くさがり屋さんでなければ難易度はないので、コガネムシに毎年泣かされている方はぜひ挑戦してみてください。
そんな面倒なことはゴメンだという方は、通販で販売しています。
ちなみにマルチングシートはホームセンターではほとんど見かけません。私は練馬にあるオザキフラーパークで購入しました。
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