この春バラのブルーバユーの苗を購入。
ブルーバユーは花屋の時に度々仕入れたことのある、うす紫色のバラです。
紫系に多い香り系のバラではありませんが、上品なうす紫のさわやかな色合いの好きなバラです。
苗からの1年目のバラ栽培の記録です。
無農薬で育てるにはバラ栽培は難易度のある植物ですが、完全無農薬ではありませんがほぼ無農薬で育てています。
バラの無農薬栽培に挑戦しようと思っている方、多少参考になると思いますのでご覧ください。
バラの無農薬栽培 ブルーバユーの記録
タイトルにもありますが、ほぼ無農薬のバラ栽培の記録です。
使用した農薬はオルトラン顆粒と球根消毒で使用したオーソサイド殺菌剤です。
栽培して半年過が過ぎましたが、農薬を使用しなくてもやり方次第では、農薬を全く使用しなくても栽培はできると思います。
JAの販売所にバラのブルーバユーの苗が販売されているとは思いませんでしたので、見つけた時にはすぐ買い物かごへ。
既につぼみが先端についています。
最初についていたバラの開花です。
葉をコナガに食べられています。画像だと良く分かりませんが上部の緑色の害虫で、黒いフンも汚らしく巻き散らかしています。
フタホシテントウムシの画像。このテントウムシは益虫でアブラムシを食べてくれますが、ここにいるという事はアブラムシが発生していることになり、このまま放置するとバラがコナガやアブラムシの餌食なります。
この時点では農薬を使わずに酢水を散布。
散布して1か月後が上の画像。すでに散布した数日後には葉が茶色く焼けた状態に。酢の濃度が高すぎです。
害虫たちはいったん消えていますが、継続して使うとバラ自体にも影響が出るので、ストチュウ水を作り散布するようにしています。
4月15日の開花後に剪定し、その約1か月後には二番花が開花。購入した時点では一本にスーッと伸びたバラでしたが、剪定したことで脇枝が伸びて先端に花芽が付きました。
夏の期間はつぼみが付いてもカットして、秋の開花を待ちます。夏の早い時期に深くカットせずに枝を伸ばし
ヤシの繊維を購入しバラの鉢にもマルチングを施しました。
9月5日時点で三番花も枝の先端につき始めていますが、無農薬のため虫に食われた葉も目立ち始め、他の花鉢でコガネムシの被害もありオルトラン顆粒タイプを散布し、緩効性の肥料もあげています。
思い切って剪定してみました。
花芽が晩秋になるリスクもありましたが、この時期の剪定で花芽の付き具合を確認するためにも。
ブルーバユーにつぼみが10個以上付き、葉も青々と生い茂っています。10月上旬にカサブランカ等の球根をオーソサイド水和剤で殺菌処理し、使用した残りを葉にスプレーしました。
消毒はしていますが、実際にはほとんど黒点病などの被害はほとんどなく、ただ捨てることがもったいなかったので使用しましたが、あえて積極的に消毒する必要はありませんでしたね。
バラの無農薬栽培にはニームとヤシの繊維で!
ほとんど無農薬に近い状態で管理しています。
バラ園などのように栽培の規模が大きいわけではないので、農薬を使用せずとも虫や病気から最小限度の被害で抑えられると思います。
実際に使ってみて、虫や病気から守れるものとしておすすめできるのが
・ニームケーキ(粉末状タイプ)
・ニームオイル(液体タイプ)
・ストチュ水
・ヤシの繊維
この4点があると100%ではないですが、かなり虫と病気を防ぐことができます。
バラの病気を防ぐ
上記の4点はバラだけでなく植物の害虫予防として有効です。バラの新芽がめだつ頃になる4月ぐらいから、ニームオイルは180倍~500倍に薄めスプレーします。
ニームオイルだけでなく、ストチュ水も間隔をあけて交互にスプレーします。
ニームケーキも植え替えする土の中に混ぜたり、鉢の表土にまいたりすることで効果が期待できます。
ヤシの繊維でマルチングすることで、水やりのした水が土からの跳ね返りをなくすので、病気の予防には効果的です。今年バラの黒点病があまり見かけなかったのはこのマルチの効果のおかげです。
バラを害虫から守る
やはり害虫の予防にも上記4点はおすすめです。
アブラムシやコナガは飛んできて卵を葉の裏に産み付けますので、葉にニームオイルやストチュウ水は忌避剤としてとても有効です。
今年はニームオイルを使いだしたのが7月後半からだったので、4月から散布すればコナガの被害は免れたのかな思いますが、害虫の被害は葉を食われますので気づいた時点で捕殺するのが一番です。
ニームケーキは土の表面にまいたり、土の中に混ぜ込むだけでコガネムシの幼虫を防ぐことができます。さらにヤシの繊維を鉢の土に厚くマルチングすることで、コガネムシの産卵を防ぐことができると思います。
ヤシの繊維にニームオイルを散布するだけでもかなり効果はあります。
バラの夏剪定の時期は
バラの夏剪定はいつするのか悩むところです。
剪定の時期は種類にもよると思いますが、8月下旬から9月上旬をおすすめします。
最初の一番花のシーズンが咲き終わった後の7、8月でもバラはつぼみを付けます。夏は花を咲かせると秋に咲くエネルギー使ってしまうので、つぼみができたらすぐ真下でカットします。
それで、時期になったら枝全体の1/3ぐらい剪定を行っています。伸びている枝の状態によってどれくらい深く剪定するか変わってきます。
全体のバランスを見てすべての枝先を剪定します。全体に剪定したあとの残った枝の太さは同じぐらいの状態にしています。
結果このやり方が、ブルーバユーには良かったですね。
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