スーパーで買ってきたサツマイモの「紅あずま」を挿し木にして先日収穫。
サツマイモの苗販売は都内では見たことがなく、ガーデニングで栽培には自分で苗を作る必要が!
地方のホームセンターでは5月頃に販売されますが、都内のホームセンターや園芸店ではまずサツマイモの苗木(挿し木タイプ)を見たことはありません。
販売されていなければ、自分でサツマイモの苗を作ればよいわけで、苗を作るのはとても簡単です。
スーパーで買ってきた「紅あずま」の挿し木用の苗を作りベランダで栽培。このほど収穫となりました。
挿し木用の苗の作り方から、鉢植え栽培で注意することをまとめました。
ベランダでサツマイモの栽培を試してみたいあなた!
挿し木からの栽培・収穫までをぜひ参考にしてチャレンジしてください。
サツマイモの挿し木の苗を作る!
八百屋さんやスーパーではサツマイモの種イモは販売されていません。ですが、食用のサツマイモから挿し木用の苗木を作ることができます。
今回水の入ったペットボトルにサツマイモ付けて、一週間もすると白い根が出てきます。
そこから10日もすると芽は画像のように伸び始めてきます。その芽が20センチぐらいに伸びると、サツマイモの挿し木として使えるようになりますので、放置して水を足すだけでサツマイモの苗木が作れちゃうわけです。
とても簡単です!
ジャガイモを放っておくと芽が出ます。それと同じでサツマイモも放っておくといずれ芽が出ますが、早く出させるために一週間ぐらい冷蔵庫に保管し簡易的にイモを冬体験させてから、外の明るいところに出して1/3ぐらい水につけてしばらくすると根が出てから、次に芽がで始めます。
今回は苗木をここから数本収穫します。
サツマイモの挿し木苗を鉢植え栽培する
サツマイモの苗木を作るために水につけ始めてから約一か月がたつと、上の画像になります。
20センチ近くなった芽を3本と種イモで栽培します。
収穫しての結果論ですが、先に挿し木用の苗を3本とってからも継続して種イモを水につけたままにして、まだ伸びていない芽を伸ばして苗木として取り込んだ方が良かった。
これは収穫してから気づいたことですが、種イモは栄養分を新しいイモに振り分けず、種イモ自身が養分を取り込んで巨大化になってしまったからで、たぶん大きくてもあまり美味くはないでしょうし、また料理がしにくい巨大サイズになったからです。
サツマイモの苗木を尺3サイズ(鉢の内径が40センチぐらい)に3本と種イモを分けて植えることに。
サツマイモの鉢植え栽培の経過
サツマイモを尺3サイズの鉢に植えたから3週間近くたつとつるがけっこう伸びはじめます。
挿し木した苗よりも種イモの方がイモから多くの芽が出て、ボリューム感すごいですね。
サツマイモのつるあげ
サツマイモはつるボケといって、つるが伸びて根を張ることで栄養が結果的に分散し、先にできたイモの成長をはばむため「つる返し」と言って新しい根が土に発根しないようにつるを持ち上げ根を切ります。
葉が多くしげり全部の根を切るのも大変なので、土に根が付かないようにするため支柱を立てて持ち上げることに。
鉢植えの場合これは必要ないかもと思いましたが、ベランダに葉が伸びて狭くなってもいけないのでとりあえず支柱にサツマイモのつるをしばりつけ、つる返しをすることに。
サツマイモの種イモの植え付けで失敗?
サツマイモの種イモを植え付けて一か月以上たってから、重大なことに気づきました。
そうなんです!
サツマイモはつるの根からイモを付けるわけです。
種イモの場合はつるあげしてしまうとサツマイモができないことになってしまうので、あわてて支柱にしばったつるを下げて土に埋め戻すことにしました。
つるを切って挿し木にすることも考えましたが、すでに7月中旬で時すでに遅し。
どうなるか分かりませんが、つるを土に戻したわけです。
挿し木で育てているサツマイモはつるあげしたままの状態にしています。
手前のハイビスカスに隠れていますがつるがかなり伸びています。
サツマイモの鉢植え栽培を収穫してわかった注意すること
サツマイモを挿し木してから5カ月半過ぎて収穫の時期となりました。
右側が挿し木で栽培した鉢で左が種イモ栽培。
画像を撮る前に挿し木の鉢は支柱を取り外しています。
ブルーシートの上で鉢を裏返しにして収穫。
右が挿し木栽培で、左が種イモ栽培。
挿し木3本の方が収穫量は多く、種イモの方は種イモが肥大化。後からつる返しを中断したおかげで何とかサツマイモができています。
サツマイモの鉢植えは害虫対策を!
下の画像を見てください。
イモが虫に食われています。犯人はコガネムシの幼虫です。
実に2鉢でコガネムシの幼虫が80匹以上が土の中に潜んで、サツマイモを食い荒らしていたのです。
両方の鉢植えに同じぐらいのコガネムシが土の中にいましたが、被害のほとんどは種イモの鉢で、画像のイモは種イモの鉢。
まさか、こんなにもコガネムシがいたとは想像つかなかった。数匹はいるだろうと思ってはいたが、まさかこんないたとは‥‥‥
サツマイモの鉢植え栽培はコガネムシ対策が重要です!
来年は鉢にマルチングをして、コガネムシが卵を産めないようにする対策をして栽培することにします。
殺虫剤のオルトランをまくわけにはいかないので、マルチングは必須です。
楽天で紅あずまを見る ⇒何でこんなに我家のベランダにはコガネムシが飛んでくるのか分かりません。
他の鉢植えでコガネムシの被害があった方で、サツマイモの鉢植え栽培を検討中のあなた!
コガネムシ対策は必ず行ってください!
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