オリーブを収穫する時期がきました。
毎年10月にオリーブを収穫しアク抜きの作業をしています。
オリーブは生では食べられないのでアク抜きは必須です。また、種を抜いてからアク抜きした方がオリーブは短期間でアクが抜けます。
なので、アク抜きをする場合は必ず種抜きをしてください。
我家では通販で購入した種取り器(チェリーピッター)を利用しています。これを使うとすぽすぽ種がとれます。
しかし、種取り器を使うと問題がでます。
抜いた種にオリーブの果肉が一部付いたままの状態になるんですよ。ちょっともったいないです。
その付いた果肉を爪で剝がすわけですが、これが大変なのです。
無視すれば良いのですがもったいなくて、また私の使っている種取り器だと小さなオリーブは使えない……
今年は肥料をほとんどあげなかったため3割ぐらいの実が小さく、種取り器が使えない。
さてどうするか悩みましたが、意外ときれいに種抜きする方法が見つかりました。
オリーブの種抜きはあるものを使う
オリーブの種抜きである物を使います!
一人暮らしの方でも炊飯器があれば必ずある物。
それは、「しゃもじ」です!
しゃもじでオリーブを押しつぶして種を抜きます。
収穫したばかりのオリーブは種に果肉がくっ付いていて、しゃもじを押し当てても剥がしにくい。
なので、オリーブを漬け込んでから、しゃもじを押し当て種から果肉を剥がします。
この方法だと意外と簡単に種を剥がしやすくなります。
我家にはプラスチック製のしゃもじもありますが、あえて木製を使用。
オリーブの種抜き前には塩ではなく重曹で!
今年は塩水につけてから種抜きをしましたが、本来ですべての工程で重曹にした方が少しでも早くアクが抜けます。
買ってきた重曹が120ℊ。漬け込んで2~3日後に種を抜きたいので一週間で少なくても2回ほど重曹を使います。オリーブを入れるビンを3つ使いますから合計6回使います。
重曹を買い足す時間がとれないので最初のアク抜きには塩を使うことにしました。
一週間塩水に漬け込んでからしゃもじで種抜きをすることにしました。
こんな感じでしゃもじを使うと小さなオリーブの実でも種が比較的簡単に取れます。
オリーブの種抜きしてからのアク抜き方法は
オリーブのアク抜きは毎年重曹を使っています。
20年ぐらい前は種付きで塩漬けしてアク抜きをしていたから、完全にアクが抜けたのは2カ月ぐらいかかっていたでしょうか。
これを種抜きしたオリーブを重曹でのアク抜きでは2週間ぐらいでアクが抜けます。(一週間ごとに新しい重曹水に変えています)
で、重曹をどれぐらい使うですが
我家では毎年5%の重曹水でアク抜きしていました。
だいたい一週間ぐらいで8割ぐらいのアクが抜けます。
今年は重曹を10%にしました。一週間の塩漬け後に10%の重曹水に漬け込みました。
当然一週間オリーブを塩漬けしたぐらいではアクは抜けません。かじってみましたが渋柿と同じぐらいのアクの強さを感じました。
これを10%重曹水に一週間漬け込むと8割ぐらいアクが抜け、ほど良い渋さが残っていますが食べられる渋さです。
ちなみに重曹は食用で使えるものを使っています。お掃除用の重曹は念のため使っていません。成分的には全く同じだと思いますが、製造工程が違うのではと思っていますので高くつきますが食品売り場で販売している重曹を使っています。
2回目はオリーブを5%の重曹水に漬け込みます。
なぜ10ではなく5%なのか?重曹を買い足さなかったからです。
それと毎年アク抜きは5%の重曹水でアク抜き開始から1週間放置し、どれくらいアクが抜けたかオリーブを試食します。今年の10%重曹水と比べても違いは感じられません。
重曹は5%でも10%でもあまり変わりないような気がします。私の舌では‥‥‥
オリーブの種抜きは来年からしゃもじで?
今年は種抜きを使わずにオリーブの種を抜きました。
収穫量が多く実も大きければ種に多少実が付いていようが、お構いなくバンバン種抜き器を使っていたことでしょう!
今年は収量がまあ~まあ~でも、実が小さく種抜き器を使うには3割ぐらいが不可なので実験的しゃもじで全オリーブの種抜きをしたのです。
オリーブをしゃもじで押し当てて軽くつぶす感じで種が抜けます。
来年はオリーブのコロネイキがたくさん実を付けてくれるような気がします。
コロネイキの実は一般的なオリーブよりも二マライぐらい実が小さく種取り器を使うことができません。
来年もしゃもじを使って種取りするしかないと思います。
他にもっと簡単に地位なオリーブの実でも種がとれる方法があればと考えていますが。たぶんないでしょう。
また来年も「しゃもじ」を利用することになりそうです。
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